イギリスで信用してはならないもの:納期という概念

約一か月前のこと、わが家の隣が工事を終えました。工事の前にインド系オーナーさんが訪れ、「2~3か月くらいかかる大きな工事になるの。バルコニーを付けようと思うのよ。よいかしら?」とのことであった。わが家は賃貸であるので、不動産やさんにも確認し、「お互い様ですからね」と快く了承したのでした。もし時をさかのぼることができるなら、あの時、二つ返事で了承することは決してなかったでしょう。

工事が終わったのは、それからなんと1年半後だったのです!

工事の開始時間も、適当。朝の8時からガンガンと金属音が鳴り響く日もあれば、その後1時間足らずで無音に・・・2時ごろからまた1時間ほどドンドンという音が鳴り響いたかと思えば、その後は出ていく音。翌日はお昼過ぎから作業開始、3時間ほどで撤収。。。

夜遅い時間にうるさいことはなかったものの、日中は不定期(一日おきでもなく、1週間音沙汰ないので、もう終わったのかなと期待すると、1週間後に再開。3週間後に突如再開、etc)、そして断続的に行われる工事。ようやく赤ちゃんが寝た!といううれしさもつかの間、カンカンという音に眠りを妨げられてギャン泣きの赤ちゃん。毎日がイライラとの闘いでした。よく耐えた、と自分で自分を褒めたいほど。入居者募集中とのことなので、あとは素敵なお隣さんが入居するのを待つばかり。

思い起こせば、「Atari-Ya/West Acton」さんが大改装した時にも、こちらの工事は納期を守らないから大変だ~と店長さんがぼやいていたのでした。そもそも色んな問題点があったそうですが、極めつけは冷凍庫が1か月以上も遅れて納品されたとかなんだとか。日本人的にはあり得ません。

そういえば、激安お弁当屋の「おかずや」のお姉さんもお店を開店するときのご苦労を語っておられました。店のデザインを頼んだが、納期は守らないは言ったこともできていないわで、結局、ご自身で作成した!とおっしゃっていた記憶があります。

あまり確率は高くないでしょうが、もし運悪く(?)お隣が改装工事をする…となったら、「何月何日までにおわる」、「作業時間は〇曜日の、何時から何時まで」「お隣さん(工事発注者)の連絡先」、程度はご確認された方がよいでしょう。

加えて、赤ちゃんや小さなお子さんがいらっしゃる場合、「大きな音が出る作業は何時から何時まで」、と言質をとってから了承されることを実体験から強くお勧めします!守ってくれる保証はなくとも、少なくとも正式なクレームはつけられるでしょう。

余談ですが、予算を使い切りたいのかどうなのか、年末になると道路工事が一挙に増えるロンドン。となると色んな所で渋滞が発生します。普段から車を利用する身としては、いつ終わるともしれない工事の遅さにまたイライラしそうになるのでしょうが、ぐっとこらえて安全運転を心がけたいと思っています。

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