日本‐イギリス間の日系エアライン/赤ちゃん連れにはどちらがおすすめ?

今回の日本‐イギリス間のエアライン、JALとANAどちらにしようかと思ったら、希望日で並びで席がとれるフライトはANAしかなかったので、問答無用でANAにお世話になることになりました。赤ちゃん・子ども連れで一人での帰国でしたので、CAさんのサポートが少しでもあったらうれしいなぁと淡い期待を抱きながら、いざフライトへ。さて今回は、実にいろいろな出来事がありました。。。

①往路

ちょっとぐずぐずし始めた下の子。そこにCAさんが「お母さまお一人でお子さん二人では大変ですね。赤ちゃんと上のお子様のお食事だけ先にお出ししましょうか?」「ありがとうございます!ぜひ、お願いします。」・・・待てど暮らせど、こず。結局まわりの皆さんと同じタイミングで全部一気にきました。まぁ、忙しいから仕方がないのかな・・と少し残念な気分に。

さて、寝ようと思ってリクライニングシートを倒そうとすると、倒れない・・・!?いや、座面が前に出て背もたれ部分は動かないのです。背あての部分は斜めに滑るようにはなっていますが、これではいかんせん、腰が痛い。下の赤ちゃんを抱えて後ろにもゆっくりよっかかれない状態でのフライトは、正直きつかったです。。。座面が前にでても、その分足元のスペースが狭まるんですよね。 腕も首も腰も痛くて辛い。興奮して寝ない子どもたちをなんとかなだめながら、往路は乗り切れたのでした。

②復路

日本滞在中に疲れがたたったのか、フライト前から気分が悪かった私。なんとか子ども二人を飛行機に乗せたはいいが、寒気がしてきて、毛布を追加で3枚もらうほど。「ご気分が悪いのですか?」「気分が悪いのと、ちょっと寒気が・・・」というやり取りをしてから約30分後・・・なにかがおかしい、これはまずいと思ってにぎりしめていたスーパーの袋の中にもどしてしまったのでした。CAさんを呼び、ゴミ袋をもらって中に入れたのですが、それを1時間たってもひきとってくれる気配がない。。ずっと足元に置かれたゴミ袋。そっと持って行って下さるという期待をしていたのですが(呼び出しボタンで一連のやり取りも目立ってしまい回りの方を不快にさせるのではという気持ちとのジレンマでした・・・)やむなくボタンをおしてCAさんを呼び出すと、先ほどもどしたものですか?と大げさなジェスチャー&ささやき声がさく裂。うーん、事情はわかっているはず。目くばせなりでささっと引き上げてもらってほしかった。他のお客様のことにもう少し気配りがあってほしいなぁと思ったのでした。

途中で子供向けにおもちゃの配布サービスがありました。子供が選んだのはビニールの飛行船。そのタイトルには堂々とひこうきふうせん2018・・・と書いてあるではありませんか。2019年新たな年がはじまったというのに、これを配るのはどうなのでしょうか?・・・とふらふらする頭の中にクエスチョンが渦巻いたのでした。(さらに今思えば、往路には子供向けおもちゃのサービスがありませんでした。忘れていたのかな?)

もどしてしまったこともあり、食事をパスしていた私。CAさんが気にかけてくださり、「少し召し上がれそうでしたら、お食事をお持ちしましょうか?」と声をかけてくださったので、お願いしたのでした。しかし、これが、いつまでたってもこない・・・胃が空っぽなのもあって、ほんの少し食べたかったのですが、それもかなわず。結局、これに関してはボタンを押してリクエストするほどの気力もなかったのでした。

やはり気分がすぐれずもうろうとしていたところ、突然「ご気分はいかがですか?後でお子さんたちをこちらでみますので、お母さまはお休みになられてくださいね。」と大変ありがたいお言葉がありました。本当に体調が悪かったのでうれしくて、その時が来るのを心待ちにしていました・・・のですが、これも待てど暮らせど、その時はきませんでした。ほぼ満席状態でCAさんもお忙しいだろうし、と思いながらも、この長時間フライトで一睡もしない子供たち&体調が悪いというダブルパンチに見舞われている私は、心が折れそうになったのでした。(体力自慢のわが子らは、この長時間のフライト中にトータル1時間も寝なかったのでした)

依然として寒気と気分の悪さが続く中、「具合はいかがですか?お子様2人とお荷物もあることですし、到着後のサポートをおつけしましょうか?」とまたも神の声が。ぜひに、とお願いしたのですが、着陸30分ほど前に、「リクエストから飛行機到着までの時間があまりなく、スタッフの手配が間に合いそうにありません。まだ返事がこないので無理そうです。」・・・うーん、これはさすがに絶句。私が体調悪くなったのは10時間以上も前のことなんです。。。着陸後に、「再度確認したところ、他にもサポートを必要とされている方がたくさんいらして・・・」とおっしゃるのでした。

ありがたいお申し出なんですよ、涙がでそうなくらいにありがたかったんです。ただ、無理なことなら、はじめから言わないでほしい、ただそれだけなんです。だって、声をかけてもらったら、やっぱり期待してしまうじゃありませんか?

いつもはイギリスのエスカレーターやエレベーターの無い駅の階段だって子どもを乗せたベビーカーをかついで上がり下がりをやってのけるほどの怪力&元気自慢の私ですが、さすがに今回は気弱になっていました。ヒースロー空港は出口まで遠いので、待ってもいいからどなたかサポートしていただけませんか?と頼むと、着陸から15分ほど後にお一人スタッフの方が駆けつけてくださいました。荷物を持ってベビーカーをおしながら、たまに押し寄せる気持ち悪さと闘いながら、上の子も連れていく、というのを一人でこなすのは考えただけで恐怖だったので、大変助かりました。地上スタッフの方のおかげで、ヒースローの入国審査も優先レーンを通してくださり、すいすい進みました。彼女にはいくら感謝してもしきれません。本当に助かりました。

以上、最後の最後はとても細やかな気配りをいただき、終わりよければすべてよし!ではあるものの、全体を通しての印象は・・・。昔からA〇〇でマイレージをためてきた手前、愛着は人一倍ある私ですが、だからこそ、もう少しがんばってほしい!というのが本当のところ。ちなみに、周囲にイギリス‐日本間のフライトで日系エアラインのどちらをよく使うか意見を集めてみたところ、圧倒的にJ〇〇優勢だったのです。その理由は大きく2つ。

①御飯がおいしい

②座席シートがきちんと倒れる

なるほど・・・①御飯がおいしい、はともかくとして(大事な要素ではありますが)、抱っこ抱っこ!の年のお子さんを連れたフライトならば、②座席シートがきちんと倒れるJ〇〇がよいのではないかなぁと個人的には思います。A〇〇だと座面が前に出るので、お子さん抱えてだと前の席にぶつかる格好になるわけなので。。(ただ、これは個人の好みの問題かもしれません。前の座席が後ろに倒れてこない=圧迫感がなくてよい&窓側の席から外に出やすいからトイレに行きやすいといった利点をあげていた人もいました)

いずれのエアラインを選ばれたとしても、皆さまのフライトが快適なものになりますよう、お祈りしています!

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