掃除当番は誇るべき日本の学校文化!?

独断と偏見ではありますが、日本の小学校とイギリスの小学校を比べたときに、日本式の方がすばらしい!と心から思えることは・・・『学校の掃除当番』でしょう!!

これまで日本で教育を受けてきた方にとっては、なにを大げさな、と思われるでしょうが、これは誇るべきことではないか、と大真面目に私は思っています。というのも、イギリスの小学校には、掃除当番というものがありません。

給食中にテーブルはおろか、床に食べこぼしが落ちていたとしても、拾ったり拭いたりしません。そのまま放置。では、だれが片付けるのかというと、清掃業者のクリーナーさんたちです。給食時間が終わるや否や、掃除機やモップをもって登場!ざざーっと床をきれいにしてくれるのです。給食に限らず、一日を過ごす教室も同じこと、一日の終わりにクリーナーさんがすべてきれいにしてくれます。(そしてもれなく忘れ物はすべて一つのBOXに放り込まれることになるのです~)

こういう社会的分業への意識が染みついた結果なのでしょうか、イギリスの大人たちの行動をみていても、自分がいらなくなったものはその辺に投げ散らかしておいてもよい、だって僕・私の仕事ではないし、誰かキレイにしてくれるんだからという意識があるように思えてなりません。たとえば、衣料品店で衣服が床に散らばっていたり→店員さんが拾ってたたんで戻すと思っているのでしょう、スーパーでやっぱり不要と思ったか生鮮食品が冷蔵棚でない普通の棚につっこまれていたり→同じく店員さんが元の棚に戻せばよいと思っているのでしょう、閑静な住宅街で一見あら素敵と思っても、通り一本入った裏通りなどはまるでごみ溜めのように汚い→清掃業の方が定期的に掃除するからいいやと思っているのでしょう・・・・などといったことは日常茶飯事といっても過言ではありません。

たとえばある時、いつもあるはずのゴミ箱が公園から撤去された際、わずか数日でこうなり、その後は目もはばかられるほどの惨状に。(あっけにとられて一番ひどいときの写真を撮り忘れました)

そういえば、考えてみればイギリスはいたるところにゴミ箱が設置されていますね。もしゴミ箱がなかったら、みんなその辺にポイ捨てし、町中が上記の写真のような光景が広がることでしょう。

また、日本にいったことがある現地の人々が口をそろえていうのが、日本はとてもきれいだ!ということ。詳しく聞けば、道にゴミが落ちていない、という回答だったことが一度や二度ではなく、そのたびに「えっ、何よりもまずそこですか・・??」と腑に落ちなかったのですが、イギリス生活が長くなるにつれて、「そうでしょう、そうでしょうとも」と激しく同意するようになってきたのでした。

ということもあって、もし子どもをイギリスの現地の小学校に入れるのであれば、家庭で掃除に関するしつけは外せない、というのが持論です。・・と偉そうなことを言う前に、まずは、基本の雑巾がけの仕方から教えてみようと思います。

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