わが子とロンドン自然史博物館を訪れました。お目当ては、特別展の『Sensational Butterflies』。毎年行われているような気もする、この特別展。ここ数年訪れたいと思っていていつも行けなかったのですが、○度目の正直よろしく、今回ようやく訪問がかなったのでした。
日中の平均温度は27度かつ湿度も高く保たれており、中に入るともわっという空気に包まれ、すでに肌寒いロンドンとはうってかわって南国のような空間が広がります。一歩足を踏み入れると目の前を舞う蝶の群れ。鮮やかな色とりどりの蝶に思わず息をのみます。一歩進むごとに蝶に囲まれて、なかなか前に進めません。隣のおばさまが電話口で、「今どこかですって?今はね、Butterfly sanctuaryにいるのよ~信じられないほど美しい場所よ♪」とご報告しているのがきこえ、人知れずうんうんと頷いてしまうほど。
さなぎや、羽化したばかりの蝶を見られるケースもありました。ぴかぴかと金色に輝くさなぎは、まさに宝石のよう。自然が作り出す美しさに心を奪われます。(残念ながら、ガラス面に人々が反射してうつってしまうので、写真の掲載は控えます…が得も言われぬ美しさ!)
また、蝶ばかりに夢中になっていると見落としてしまいますが、葉っぱの上に目を凝らすとそこここに幼虫がいるのを発見できます。虫に興味がなかったわが子も、「ここにいた!ここにもいたよ♪」とわくわくしながら探していました。蝶と同様、こちらも色んな種類がいます。
いよいよ出口というところで、何やらちょっと人だかり。外に出ようとした女性の頭に蝶がまるでバレッタかリボンのようにとまっていたのを、一人の少女が発見してとってあげようとしていたのでした。ぴったりとくっついて離れない蝶と、蝶に一生けんめいに呼びかける少女。ほほえましい光景で、ようやく蝶が飛び立った時には拍手が。
数年来、自然史博物館に行くたびに気になっていた「Sensational Butterflies」ですが、来てみて良かったです。外からみるととても小さなスペースに見える特別展ですが、そんなことはありません。一歩足を踏み出すごとにわくわくできるので、あっという間に時間がたってしまいますよ。わが家に関していえば、子どもが喜んでいたのは思わぬ副産物でした。子ども心にも、美しいものを愛でる気持ちが分かった…のかもしれません!?
Natural History Museumに行かれる際には、正面玄関前のこの特別展へも、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
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“Respect for the fragility and importance of an individual life is still the mark of an educated man.” by Nοrman Cousins.
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