日照時間の短いイギリスではビタミンD不足に注意!子どもから大人まで手軽に摂取できる商品で、風邪や冬季うつ病にも備えよう

日本で子育てをしていた時にビタミンDを意識したことはなかったのですが、ここイギリスでは、赤ちゃんや子どもへビタミンDを与えるのが普通です。大人へもNHSからサプリ摂取が勧められるほどなのです。

イギリスで第二子出産後、日照時間の少ないイギリスにおけるビタミンDの重要性をヘルスビジターさんから説かれ、「一日に500ml以上のフォーミュラミルクを飲んでいる場合は不要だけれど、離乳食の進みとともに、サプリなどでビタミンDを補うように」と言われたのでした。

薬局で相談して、一押し商品だというので購入したのがこちら。残念ながらわが子には合わなかったのか、しぶしぶ舐めてくれるものの、たった5mlというのになかなかうまく呑み込んでもらえず。上の子も、味がおいしくないといって逃げ回る始末。(喜んで飲んでくれるお子さんもいるそうですので、あくまでも我が家の場合。)

そういうわけで(仕方なく)、子どもたちが嫌がらず手軽に摂取できるビタミンD探しの旅が始まったのでした。各社から出ている上記と同じく飲むタイプのものはことごとく拒絶されて、どれほど時間とお金を無駄にしたことか。様々試した結果、わが家が落ち着いたのは以下のタイプです。

スプレータイプ

ようやくこれを見つけた時には、本当にお手軽すぎて感動しました。口を開けてシュッと一ふきで完了です。3歳未満が青、3歳以上がオレンジです。

グミタイプ

イギリスの子どもみんなが大好きなのではと思えるほど大人気のハリボーのグミ。3歳以上から商品が出ていますよ。私も試しに食べてみたら、普通においしい!これは子どもが喜ぶわけです。こちらが忘れていても、「ママー、今日のグミまだ食べてないよ!」と子どもから催促してくれるので楽です。

ヨーグルト

この小さな子ども向けのヨーグルト、実はビタミンDが入っているのです。(子どもに人気のペッパピッグやパウパトロールもあります)スーパーで大人用のヨーグルトの陰にひっそりと置かれているのですが、素通りしていませんか?

実はこれが意外とすぐれものなんです。見ての通り容器が小さいので、赤ちゃんの小さな手でも持ちやすい&スプーンですくったときに中身がたれにくいのでこぼさずに自分で食べてくれるのです。あまり画像では伝えきれないのですが、スプーンをひっくり返してもこの通り、ぴったりとスプーンにはりついてくれるんです。

わが子は、1歳を過ぎるころには自分ですくって食べてくれるようになりました。自分ひとりでこぼさずに食べてくれるし、私も楽、おまけにビタミンDも摂取できるというので、まさに一石二鳥。一つわずか47gというのも、赤ちゃんにちょうど良い食べきりサイズなので、わが家の定番となっています。

さて、ここまでは赤ちゃん&子どもに関してでしたが、実は、私も冬場は密かに(!?)大人用のビタミンDをとるようにしています。というのも、以前、ビタミンDが不足すると「うつ病または意欲の低下」につながるという記事を読んだことがあったため。イギリスの冬は、とにかく暗い、そのためか、毎年冬場はなんとなく鬱っぽくなってしまうことに気づいたためです。ビタミンDの不足は免疫力低下にもつながるそうなので、風邪予防も兼ねた対策にもなっています。私が気に入って使っているのが、上にもあげたスプレータイプの大人用。錠剤タイプの方が安いのですが、こちらのサプリはどれも大粒すぎるので飲み込みづらいのです。( イギリスの風邪対策~予防編/お勧めグッズ3選はこちら:初期症状編/効果的な食べ物、飲み物、お薬などはこちら :インフルエンザワクチン接種の摂取場所と値段はこちら )

いかがでしたでしょうか。日本から来たばかりだとなかなかぴんとこないビタミンD対策ですが、これもかわいい子どもたちの健康のため。毎日忘れずに与えてあげたいものですね。

ビタミンD欠乏症に関する記事が、ジャパングリーンメディカルセンターのHPにあるのを見つけましたので、ご参考までに。

今世界で注目されているビタミンDをご存知ですか。

日本ではまだ話題にのぼることが少ないビタミンD。骨の健康やカルシウムの吸収に重要で、ビタミンDが不足すると骨粗しょう症や骨軟化症、骨折の危険性が高くなる事は以前から知られています。ですが近年研究の世界では、ビタミンDと病気の新しい関連性が次々と報告されています。

ビタミンD欠乏症と関連が指摘されている病気は、

●風邪やインフルエンザのような感染症、

●大腸癌や乳癌などの悪性腫瘍、

●筋力低下、転倒、腰痛、背部通

●高血圧、糖尿病、心筋梗塞などの生活習慣病など多岐にわたります。

また、肥満の人はビタミンD欠乏症になりやすい事がわかっており、血中ビタミンD濃度が高い人ほどダイエットの効果が出たという報告もあります。

毎年冬の時期にだけ気分の落ち込み、疲労、倦怠感、過眠、過食などの症状を伴ったうつ病を発症する、冬季うつ病という病気があります。この原因については諸説ありますが、日光が少なる冬にビタミンD濃度が低下しているために起こっているという説もあり、関連性が指摘されています。

この他にもビタミンDには長生き効果がある事が示唆されています。血液中のビタミンD濃度が低い人は、濃度が高い人と較べて死亡率が高いということが多くの研究で示されています。



どれくらいの人がビタミンD欠乏症であるのかはっきりした事はまだ分かっていませんが、世界的には約50%からそれ以上の人がビタミンD欠乏症であるという報告もあります。食事から摂取される他のビタミン類と違って、ビタミンDは主に日光を浴びる事によって皮膚で作られるので日中、仕事や家事などで屋内で過ごす時間の多い方、日中の外出時に日焼け止めを使われたり肌をお洋服などで覆うことが多い方は、日光を浴びる量が少なくなるためビタミンD欠乏症になるリスクが高まります。また、白人の人たちと較べて、私たち日本人のような有色人種は日光を浴びた時のビタミンD生成量が少ないと言われています。そして、私たちのいるイギリスは曇りの天気が多く、特に冬場は日光を浴びる機会が非常に少なくなりますので注意が必要でしょう。

ジャパングリーンメディカルセンターHPより引用~

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