イギリスで過ごすクリスマス~飾るならやっぱり生木のツリー!~購入からお手入れ、後処理まで~

あっという間に1月も後半にさしかかり、気づけばクリスマスが終わってひと月がたとうとしています。ちょうど先週、各地の公園に集められたクリスマスツリーが緑のトラックに載せられて遠くへ搬送されていくのを幾度となく見かけたのがきっかけで、時期外れではありますが、クリスマスツリーに関しての記事です。

日本では人工ツリー派(というよりも、生のクリスマスツリーという発想自体がなかった)だったわが家ですが、イギリスに来てからは毎年、生のツリーを飾るようになりました。早い場所では11月最後の週から、12月に入ればそれこそ、そこら中でモミの木の販売がされているので、気にするなと言われても、気になります・・よね!?

ほぼ毎朝が曇り、もしくは雨ではじまり、早くも3時台には暗くなる・・・というイギリスの冬。どんなに寒くとも日本の冬は晴れ間があるものですが、晴れることが非常にレアなイギリスにおいて、家の中に青々としたフレッシュな木があるというのはなんとも良いものです。朝、リビングで緑を目にするだけで目も心も休まるといいましょうか。

渡英後はじめての冬は、伐採されたツリーだと傷んでしまうだろうし、手入れが大変かなと思い、少し小ぶりの鉢に入った状態のツリーにしました。美しい緑色の葉がほとんど落ちることもなく、これはこれでよかったのですが、床下近くまで飾りを楽しみたい、どうせなら大きなツリーにトライしたいという気持ちが沸き上がり、翌年からは伐採された状態のツリーを毎年飾るのが恒例となりました。

教会の前や、臨時のクリスマスツリー市をあちこちで見かけると思いますが、どこでどうやって買って持ち帰るのかにはじまり、お手入れや後の処理方法まで、実際の流れは以下のようになります。

①ツリー&水受けを購入

近所の教会やパブの前、Tesco,Morrisons,Waitrose,はては1£ショップにいたるまで(1£ショップとはいえ、ツリーは1£ではなく、5フィート程度のものが15£~20£で売られていました)、いたるところで売られているクリスマスツリー。スーパー系のお店ではネットでぐるぐる巻きにされて持ち帰りやすい形状で売られています。しかし、これでは枝ぶりがよくわかりません。ツリーは枝や葉の付き具合、全体の形も大事な要素だと思うので、個人的には形を確認してから購入できるお店で買うのをお勧めします。

ちなみに我が家の購入先は、クリスマスツリーの専門店Pines and Needles。香りのよい種類、葉が落ちにくい種類、 形のよいもの・・など など要望を伝えると一緒に選んでもらえるので、安心です。このお店では木の根本を削って、水揚げしやすい状態にして、ネットでぐるぐる巻いて持ち帰りやすくしてくれます。(ちょっと大きめのを購入した年には、頼むと車まで運んで載せてくれました。ほかにもベビーカーにのせて持ち帰る方あり、かついで持ち帰る方あり、さまざまです)

重たいツリーが倒れないように支える器具と水受けがセットになった専用水受けが必要なので、お持ちでなければ、併せて買うのを忘れずに。

②日々のお手入れー水やり

切り落とした根元の部分が水につかるように、だいたい2-3日に一度水やりをします。暖かい場所が苦手なので、セントラルヒーティングなどの暖房機器の近くはさけ、窓辺などのできるだけ涼しい場所に置くと長持ちしやすいそうです。だいたい4週間くらい持ちますが、たまに霧吹きでお水を葉っぱにふきかけてあげるのも、葉が茶色く変色するのを防ぐのに一定の効果があるとのこと。

③ツリーとのお別れ・後の処理

地域によっては、1月の初めから先週ごろにかけて、道端に生木のクリスマスツリーがごろごろと転がっていたのを見かけた方も多いのではないでしょうか。
それらを見ると、冬の寒い時期、家の中に華やぎを添えてくれたクリスマスツリーへの感謝とともに、まるで丸裸にされ打ち捨てられたかのようにも見える様子にちょっぴり切ない気分になります。 。。

それはさておき、家の前においておくと回収してくれるのはありがたいですね。エリアによって、収集日や方法は異なるようですので、お住まいのエリアの確認を忘れずに。WEBでクリスマスツリーの回収と入れると日にちや場所などが出てきます。収集日に間に合わなかった、どうしよう!という人も大丈夫。どこのエリアでもツリーの回収場所というのがあります。たとえば、この時期はどの公園でも入り口付近に各地から集められたツリーが山積みされていますので、お近くの公園をチェックしてみるとよいですよ。

生木のツリーに求めるものは人それぞれ。私は色味がなるべく長持ちして葉っぱが落ちにくいもの!というのを優先しましたが、友人は香りが命!(香り最優先で選んだ結果、2週間で葉が全部落ち、クリスマス前に買いなおしたわ~と笑っていましたが…種類のせいか、質のせいなのか真偽は不明)。ちょっと(だいぶ?)気が早いですが、来年のクリスマスはぜひ生木のツリーで冬の家に華やぎを添えてみてはいかがでしょうか。

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