毎年、10月も下旬になると、街のあちこちで打ち上げ花火の音が聞こえてきます。私にとっては、この音をききながら、ここイギリスではハロウィンの人気をもしのぐといわれる一大イベント「ガイ・フォークス・ナイト」(ボンファイアー・ナイトともいいます)の時期が近づいてきたことを知るのが毎年恒例なのです。
日本にいた時には聞いたこともなかった「ガイ・フォークス・ナイト」。この由来はというと・・・今は昔1605年のこと、当時の国王ジェームズ1世を暗殺すべく国会議事堂の爆破計画がありました。密告により爆破の実行犯だったガイ・フォークスがつかまり、事件は未遂に終わったのですが、爆破予定日であった11月5日を祝うため、このイベントが始まったとされています。
さて、10月下旬からのこの時期には、近所のスーパーでも花火を購入できるようになります。18歳以下には売れないという制限がありますので、実店舗でしか購入できません。(何を隠そう?毎年この時期になるとそこらのスーパーで花火を売っているという事実に何年も気づかなかった鈍感な私です。)普段はOCADOなどのオンラインスーパーをご愛用の皆さんも、ぜひお近くのスーパーに足をお運びくださいね。
さて、本日さっそく、取りすがりにあったSainsbury’sで5本入り£1で購入してきたのでした。手持ち花火は「sparkler」(スパークラー)といいます。
もはや日本で花火をしたのが遠い遠い過去のことになりつつあるのですが、久々の花火に対する感想はというと・・・素朴の一言に尽きます!日本のようにしゅーっと迫力ある感じではなく、細々とぱちぱちするという・・・
しかし、生まれて初めて花火をしたわが子は大はしゃぎ!「うわーきれいー、きらきらー!!」と大興奮。その姿を見て、こんどは日本の夏に花火大会を、そして思う存分に日本の花火を体験させてあげたいなぁと思ったのでした。個人的には、わが子には、絶対に外国でははやらないであろう地味な線香花火もやらせてあげたい!夏の終わりの物悲しいという気分がわかるようになるのはまだまだ先でしょうが・・・
もちろん、打ち上げ花火やロケット花火などもあるのですが、自分で火をつける勇気がでなくて買わなかったのでした。ご興味のある方は、ぜひチャレンジを。ウェイトローズで配布していた下記の花火リーフレットを拝見する限り、たくさんの種類があるようです。
日が落ちるのも早くなってきた今日この頃。ちょうどハーフタームのお楽しみとしても、ご自宅のお庭などでお子様と花火をしてみてはいかがでしょうか。