今年もインフルエンザのワクチン接種が始まり、いたるところ「flu jab」のボードが掲げられているのを目にするようになりました。( イギリスの風邪対策~予防編/お勧めグッズ3選はこちら:初期症状編/効果的な食べ物、飲み物、お薬などはこちら)
そこで。以前、GPで上の子がインフルエンザの予防注射を無料でうけられたのを思い出して問い合わせてみたところ、2歳未満の赤ちゃんへの摂取はしていないということでした!詳しくは以下のようです。
2歳未満の赤ちゃん・・・なし
未就学児(2歳、3歳、4歳の乳幼児)・・・GPで無料にて接種
就学児(レセプション以上)・・・学校で接種
大人・・・65歳以上、妊婦、またはハイリスクの持病などがある方はGPで無料にて接種、これらに当てはまらない人は自費で薬局やスーパーなどで接種
2歳未満の赤ちゃんは打たない、と言われても…できればワクチンを打ってあげたいと思い、「flu jab」の表記のお店に尋ねるも、16歳以上の大人向けにしか行っていないとのこと。最後の頼みの綱(?)日系の病院で摂取することにしたのでした。グリーンメディカルへ行ったのですが、そのお値段がなかなかぐっとくるものでした。大人も子どもも同額で、一回当たりの値段は以下のとおり。
診察料£40 + ワクチン代£30 = 合計£70
しかも、赤ちゃんにいたっては、過去にインフルエンザにかかっていなければ2回接種とのことで、お値段は単純に2倍の£140
(日系ではなく現地のプライベート病院であれば£20程度で接種できるところがあると聞きましたので、お近くにあれば検討されても良いかもしれません)
ちなみに、一般的な大人はというと、スーパーやドラッグストア(いずれも店内に薬局/pharmacyがある場合)で受けられます。一番安いのはASDAで、£7(去年までは£5だったのでかなりの値上げという印象ですが、それでも一番安い)。続いてTESCOが£9、Superdrugが£9.99(お店のカードがあれば10月半ばまで£6.99のキャンペーン中)、Lloyds Pharmacyが£11.50、bootsが£12.99とのこと
何かと物価の高いロンドンですが、ことインフルエンザワクチンに関しては、上記の日系の病院と比較した場合はもちろんのこと、日本国内で接種する場合と比べても安いという印象を受けます。風邪をひこうが、インフルエンザになろうが、誰もマスクをしないイギリス。そして、たとえインフルエンザであろうと、GPからはそんなことで来るなと言われ、パラセタモールを飲んで自宅で寝なさいという指示のみだというイギリス。だからこそ、安い価格でワクチン接種できるようにしているのではと思うのはうがった見方でしょうか?
いずれにせよ、出来得る限りの自己防衛という意味で、インフルエンザワクチンの接種をお勧めいたします。来る冬も元気に乗り切りましょう!
【追記】
ちなみに、友人のお子さんが通う現地の小学校のインフルエンザ予防接種はなんと・・・11月の最終週だったそう。点鼻形式でまったく痛くはなく、子どもたちは喜んでいたそうですが。。日本的感覚からすると、遅すぎではないですか?!実際、日系幼稚園でインフルエンザによる学級閉鎖がおこった後であった、ということで件の友人はあきれはてていたのでした。学校で受けられるのは楽だけれど、接種時期があまりにも遅い場合には、自力で事前に受けさせたいかも、と思った次第。