イギリスのスーパーでは子どもたちにフルーツを配布!?~Free Fruit for Kids~とは

不名誉なことではありますが、イギリスは The 肥満大国。街を歩けば・・・うん、確かにそうかも・・・と思えるほどです。特に、子どもの肥満は大問題となっています。

Healthier kids, happier shoppingということで、2016年にTescoが始めた取り組みが、Free Fruit for Kids。買い物に来た子供たちが食べられるように、無料のフルーツが入ったBOXが店内に置かれているのです。(ただし、すべてのスーパーではありません。小型店舗にはないように思います。)バナナやリンゴ、ミカンなど、好きなものを選んでよいということで、わが子らは大喜び。カートの中でおとなしく食べています。(食べ終わるまでは、ですが!)ちょっとしたことですが、親としては大変ありがたいサービスです。

ちなみに、 Healthier kids, happier shopping とは、買い物中の親子のストレスを減らすと同時に、子どもたちの5 a dayの推進を目指しているとのこと。5 a day運動=健康のために最低でも1日5皿は野菜や果物を食べようというキャンペーンで今は世界的に広まっているものだそうです。(国ごとに10皿だったりとアレンジされているようです)実際にここイギリスにおいては、 1皿分を80gと設定し、野菜と果物を合わせて1日に5皿分というカウントになります。 例外はドライフルーツであれば30gで一皿分というカウントです。より詳しくは、NHSのサイトをご覧ください。(このNHSのサイトで面白いと思ったのは、じゃがいもはカウント対象外ですよと明記してあること。おそらくこちらでは一般的にはじゃがいも=野菜として生活されている方が多いと思うので(というのも、ナーサリーで、うちの子ちゃんと野菜食べた?ときいたら、ええ!もりもり食べてるから心配ないわ、じゃがいもいっぱいたべたのよ!と返され、じゃがいもは立派に野菜カウントなんだと驚いた記憶が鮮明にあり。。いや、野菜は野菜だと思いますが栄養的に同じくくりではないだろうと。。)

さて、これまではTescoでしか気づかなかったこの無料フルーツBOXですが、先日Morrisonsでも見かけました。今後ほかのスーパーにも広がっていくのか、気になるところです。日本にもこのサービスがあるとよいのに・・!

ほかに肥満対策として、思い出すことといえば、2018年4月から導入されたシュガータックスもありますね。実際には、砂糖がたくさん入ったソフトドリンクへの課税で、100ml中の砂糖の量が基準を上回った場合に税金が課せられる仕組み。これをきっかけに砂糖を減らして商品の味を変えるメーカーも出たほどです。

こういった色々な施策も大事とは思うものの、一番簡単で即効性があると個人的に思っているのは、学校給食からデザートをなくすこと。チョコレートブラウニー、ケーキ、クッキー・・・毎日毎日、砂糖たっぷりのデザートを出す必要はないはずです。

とまぁ色々と思うところはありますが、なにはさておき、無料のフルーツ配布は素敵な試みであることに疑いの余地はありません♪ぜひこのまま継続していくこと、他のスーパーにも広まってゆくことを願います!

 

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