大人の肌にさえダメージを与えるイギリスの硬水、赤ちゃんならなおさら影響が大きいものです。わが子も、産後しばらく体中に広がる乳児湿疹に悩まされ続けました。
現地のお医者様には、お風呂は2~3日に一度でよいと言われたほどです。(そうはいっても抵抗があり、毎日入れていたのですが…)
そんな敏感肌の子どもに対して、日々のケアにどのようなものを利用していたのかをご紹介いたします。
ボディソープ
赤ちゃん用ボディソープもさまざま試してみましたが、良かったのものは以下2点。
最初はWeledaを使用していましたが、少々お高いのが難点でした。また、容器と中身の相性があまりよくないためか、中のソープがどぼっと出やすいのと、蓋がぱちっとしまりにくく、使った後にいつも半開き状態なのが地味にストレスでもありました。
そこで、3か月くらいたったところで少しリーズナブルなAveeno(敏感肌用/濃い青色)に変更してみることに。オーツ麦を原料にしており、とてもやさしい洗いあがりでこちらも問題なく使えたため、その後はもっぱらAveenoをリピート。初めからAveenoにしておけば良かったと思えるほど気にいって使用していました。
さらにしばらく経ったころ、湿疹がほぼ出なくなったのを契機に、よりリーズナブルなAveeno(一般用/薄い水色)に変更して、今にいたります。
沐浴剤
乳児湿疹では何度か病院に通ったのですが、ある先生が「ただでさえイギリスの硬水がダメージを与えるのだから、石鹸は使わない方が良い、保湿剤で洗うので十分ですよ」とおっしゃって、ご紹介してくださいました。普段からずっとこれを利用していたわけではありませんが、湿疹がひどいときは数日間こちらを利用して、症状がおさまるのを待っていました。
保湿剤
日系の病院、および現地のGPで紹介いただいたものはいずれも同じ、Cetrabenでした。ポンプ式でさらっと伸びて塗り広げやすく、使いやすいです。お風呂上りだけでなく、おむつ替えの時など、気づいたときにこまめに塗っていました。
洗濯洗剤
産後すぐに家庭訪問に来た助産師さんに、「赤ちゃんの洋服を洗うならパッケージにNon Bio(ノンバイオ)と書かれたものよ」と助言されました。Bio(バイオ)とは酵素のことで、頑固な汚れを落としてくれる反面、敏感肌の人に対してはアレルギーや湿疹などを引き起こしてしまうことがあるためだそうです。その教えを忠実に?守り、わが家ではNon Bioを利用し続けています。FairyまたはPersilが2大ブランド、あとは各スーパーで独自ブランドのものもありますね。
上述のもので症状はほぼ収まっていましたが、冬に乾燥した時期が続くと急に悪化することもあり、その際には病院でステロイド剤を出していただくこともありました。
夜も眠れず湿疹のかゆみに苦しむわが子を見るのは辛いものです。どのケア用品が合うかは、それぞれの赤ちゃんによっても異なると思いますが、ぜひ根気よく探して、これぞというものを見つけてあげてくださいね。