イギリスで2歳児検診を受けた記録です。
お知らせが届くのはいつ?
お住まいの場所によって違うようですが、わが家には約2週間ほど前に、NHSから2歳児検診を××の日時で受けてくださいとのレターが届きました。日時と実施場所が書かれた紙と共に子どもの基本情報および発達にかんする質問票が入っており、これら質問票への事前回答が必須です。(ほかのエリアに住む友人たちの話だと、1か月前には届いていたという声もちらほら)
余談ですが、3日前に携帯のSMSへ日時確認のリマインドメッセージが送られてくるというなんともありがたいサービスがあるのです。(GPの予約も、必ず事前にリマインドを送ってくれるのでうっかり忘れていた!ということが防げます。今は日本でも普通になっているのでしょうか。)
当日の持ち物は?
- 日時のお知らせレター
- 氏名や性別等の基本情報の用紙
- ASQ-3(発達に関する質問用紙)
- red book(英国の母子手帳のようなもの)
私はというと・・・うっかり間違えて上の子のred bookを持参してしまい、後日改めないとダメかとびくびくしたのですが、発達に関する質問票があるならいいわよーとあっさりOK。本当にいいの?と疑問はわけども、なにはともあれ出直さずにすんで助かったのでした。
よいうわけで、とにかく大事なのは発達の質問票。A4で6ページもあり、結構面倒な確認が多いので、余裕をもって取り組むことをお勧めします。前日だと厳しいですよ!〇をかけるか、縦や横に線をまねてかけるか、片足で1秒バランスをとれるか、一人で着替えられるか・・etc。できているはずだけど、どうだったかな?と考え始めると結構きりがないもので、きちんと確認するのはちょっと手間がかかります。ですが、やらせたことないしわからないといって空欄のままにしておくと、最悪の場合はさっさとNOT YETにチェックされてしまいます。ちなみにNOT YETにチェックされると・・・その項目は0点とみなされてしまいます!
面談内容は?
事前回答した発達に関する質問票がすべてです。うちはこの質問票に事前回答ができなかったものが4つありました。紐とおしができるか、自分が書いた絵を〇〇だよ~と説明してくれるか、あとは鏡を使ってのやり取りが2種類。
家に紐とおしになるようなものがなく、させてないからできるのかどうかわからない、絵を描かせたり鏡を使ってのチェックはやる時間がなかった・・・正直に話したところ、そうなのね~ではNOT YETにチェックしておくわね!とあっさりチェックが入れられたのでした。
私としては、そこにまずびっくり。せめて自宅に無いといっているひも通しくらいは体験させてくれてもよいのでは?と思ったのですが、ここはイギリス。日本のような丁寧さは期待してはいけないということです。どれもこれも事前に家でやってこなかった私が悪いのです。(後日この話を友人にしたところ、えーっひも通しなんかうちも持ってなかったから、その場で用意してあったおもちゃで一緒に確認してくれたよ!ほかの項目もあいまいな部分はその場で確認してくれたよー!とのこと。そもそも私の住むエリアはヘルスビジターが助産師さんが不足していて忙しいためこのような状況なのかもしれません。退院後に自宅訪問が数回ありましたが、友人から聞いていた話と違ってかなり雑でしたので・・・)
ちなみに、YESが10点、SOMETIMESが5点、NOT YETが0点のように計算されで、この項目で〇点以上ならOK,〇点なら様子見、〇点なら支援が必要など分けられるとのことです。 ということからも、できることならば事前に家できちんとチェックしていった方が安心できるでしょう。
不意打ちの0点項目があったものの、各基準はなんとかクリアできていたようで、その後はビタミンは飲んでいるか?歯医者に登録しているか?予防接種はうけているか?といったことを一通りきかれた後、最後に何か困ったこととかある?と言われひねり出したのが、以下の相談。
- 野菜を食べない →今の時期そんなもんよ~集団生活始まったらできるようになるわ!
- 歯磨きをいやがる →親子みんなで歯磨きタイムしてみてね!あなたが楽しく歯磨きしているのをみせると楽しいもんだとおもってのってくるわよ~!
- おもちゃのとりあいなどで叩くことがある →手をやさしく握って、目を見て、優しくしてねといってみて!強く握ったり怒ったりするんじゃなく冷静にね!
とまぁここまではよかったのですが、最後の質問、
スマホやテレビを見たがるけど一日どれくらいみせてもいいのか? ときいてみたところ・・・30分よ!と。思わず絶句する私をみて笑いながら、赤ちゃんならみせないにこしたことないけど、この子は2歳もとっくに過ぎてるし私個人的には1-2時間は許容範囲だと思うけどね~だって料理したり掃除したりでどうしようもない時ってあるじゃない!?30分は短すぎると思うわ!とのこと。本音で話してくれてありがとう、と激しく同意。
ちなみに30分とはどこの見解なのかときくと、NHSよ~というではありませんか。ここは全面降伏?するしかありません。もちろん、赤ちゃんや子どもにあまり映像を見せない方がよいというのは分かってはいたもののあらためてその制限時間の短さを聞くとショックなのでした。スマホやテレビといったスクリーンの見過ぎで顕著に影響が出るのがコミュニケーション分野だそうなので、だらだら見せないように心がけようと思った次第。
ASQ-3が想定している対象年齢は?
この質問用紙ASQ-3 の正式名称は Ages & Stages Questionnaires – 30 Month Questionnaire。そして、28 months 16days – 31months 15daysが対象となっています。正直、この時期になったばかりの子と後半の子とでは結果はかなり変わってくると思います。COMMUNICATION, GROSSMOTOR, FINEMOTOR, PROBLEM SOLVING, PERSONAL-SOCIAL、の5項目に分かれています。
面談の所要時間は?
レターには40分程度とありましたが、わが家はあっさり15分程度で終了。相談事がたくさんあるといった場合にもたっぷり枠はとってくれているということでしょうから、心配事などあれば事前によく考えておくとよいと思います。面談の話のネタになるように、 30 Month Questionnaire の後半の記述部分に詳細を書いておくのがお勧めです。
最後に絵本と歯ブラシ&歯磨き粉をいただいて終了したのでした。
とまぁここまで書いてから気づきましたが、身長と体重測定がなかった!red bookを忘れたからでしょうか・・・?いや、忘れたとしても、測定くらいしてくれてもよいのではないでしょうか。担当者が忘れてしまったのか、真相はいかに!?